かわいい！ 2010 【一本から送料無料】トルブレック・ラン・リグ-赤ワイン

[ラン・リグ]に使用されるブドウは、オーストラリアでもっとも重要な赤ワイン産地、バロッサ・ヴァレー地区に残る樹齢94～158年（平均約122年）というとてつもなく古い樹から収穫されたものです。これらはフィロキセラ害の影響をまぬがれ、1980年代はじめの政府による減反政策の中を生き延びてきたものです。樹齢150年を超える樹は、世界最古のブドウの樹といわれているので、この［ラン・リグ］はまさに世界遺産といってもいいほどの貴重な古樹から造られたワインということになります!!古い樹は収穫量が少ないこともあり、その多くは引き抜かれてしまいましたが、古い樹から収穫されたブドウが素晴らしいワインを生み出すことを見出した人物の一人、それがトルブレックのオーナー兼醸造家のパウエル氏でした。彼はいち早く古樹の重要性に着目した人物で、大昔に萎れてしまったブドウ樹を丁寧に育てて生き返らせてきました。ではなぜ、『古樹の畑から最高品質のブドウが収穫できるのか？』それは、ブドウの樹の根が深く深く下に伸びていき、様々な地層から養分や水分を吸い取ります。ですから非常に乾燥している土地でも古い樹は灌漑を必要としません。そして古樹の畑は驚くほど低収量なんです!!（そのため多くの古樹が引き抜かれてしまいましたが、）世界でもっとも高価なワイン、ロマネ・コンティの収穫量は、1ヘクタールあたり20～30ヘクトリットルでこれはかなりの低収穫量で知られていますが、この[ラン・リグ]は、なんとロマネコンティの約半分となる14ヘクトリットルと、ロマネコンティを凌ぐ驚愕の低収穫量となります!!!!その貴重な果実は、小粒ながらも非常に凝縮した果実味と深い色合いを持ち、濃厚で複雑な味わいにベルベットのようにしなやかな口当たりをワインにもたらします。その色合いは濃密でインクのような色調を持ち、ブラックラズベリー、カシスリキュール、スモーク、黒鉛、溶けたタールのアロマがグラスから溢れ出します。フルボディで素晴らしい濃厚さと驚くべき新鮮さ、突出した凝縮感のある重層的な味わいには、最新の注意を払った栽培技術にのみ達成しうる果実の純粋さが感じられます。グラスに入れてしばらくすると、手作りのマーマレード、焦げた土、じっくりとローストした肉のニュアンスが広がってきます。非常に濃厚でありながらその力強さはバランスと凝縮感に包み込まれ、唯一偉大なワインのみが成しえる方法で開放的な感動が高波となって押し寄せてきます。バロッサ・ヴァレー地区の北西にある8つの異なる畑から収穫したブドウは、それぞれ丁寧に除こうし、畑ごとに木とコンクリートの開放発酵槽に入れます。ここで6～7日間皮とともに慎重に仕込みます。バスケットプレス後フレンチオーク（60％新樽）に移し、区画ごとに2年間熟成させ、ブレンドをしてもう一度樽に戻してさらに6カ月熟成させます。澱引きは最小限にとどめます。瓶詰めの前日にヴィオニエをブレンド。ヴィオニエをブレンドすることで、ワインがより軽やかになり香りが引き立ちます。また味わいには絹のような質感が加わります。瓶内で熟成する過程でヴィオニエがワインに複雑さを与えてくれます。トルブレックの他のワインと同様に、ラン・リグも無濾過・無清澄で瓶詰めされます。